おはようございます。大井です。
昨日、キャッチャー10イニング+ピッチャー1イニングでフル稼働でしたため身体は疲れてますが、気合で書いていきます。
今日のテーマ:配球の根拠
本日ですが、『配球の根拠』というテーマで書いていきたいと思います。
配球には根拠が大事
ということをキャッチャーを守られている方は一度は耳にしたことがあると思います。
しかしながら、結構抽象的な言葉・表現なので、
何となく意味はわからなくもないけど、難しく感じる…
という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、
- 中学生になって本格的にサインを出し始めた
- キャッチャーにコンバートされたばかりで何もわからねえ
といった方々に今回の投稿をご覧頂いて、
【配球の根拠】って言ってもそんなに難しい話じゃないんだな!
根拠のある配球が自分も出来そうだな!
と感じていただくキッカケとなれば幸いです。
結論:「なんで?」に答えられればOK
結論ですが、
「なんでそのサインを出したのか?」
と問われた時に理由を答えられれば最初のうちはOKだと考えます。
そもそもですが、根拠とは、『もとになる理由』という意味ですので上記の問いかけに回答さえできるのであれば十分に根拠がある配球と言って問題ないと個人的には思います。
理由も単純なものでOK
深堀していきます。
サインの理由と言っても難しく考えずに、最初のうちは本当に単純なもので良いと考えています。
というイメージです。
もちろん、レベルが上がってくるにつれて、
- 前の打席でストレートを打たれてるから変化球でカウントを取る
- 上の例のさらに裏をかいてまたストレートで勝負する
というような高度な心理戦が繰り広げられるわけですが、いきなりここまで思考を巡らせるのはビギナーにとってはハイレベルすぎて困難極まりない話です。
ですので、とにかくはじめのうちはシンプルに、
「なんで?」に答えられるように一球一球自問自答しながらサインを出していけば良いと私は思います。
毎球自問自答するのは意外と難しい
それだけでいいの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、実際に試してみると毎球毎球必ず自問自答するのは意外と難しいと感じると思います。
毎度数分の思考時間が取れるのであれば話は別ですが、実際の試合では一般的にはピッチャーの投球感覚は数秒〜10秒くらいしかありませんので、
流れに任せてなんとなくサインを出してしまう
ということが頻繁に起きてしまうからです。
加えて、
- 序盤であれば毎球怠らずに自問自答出来ていても、中盤に心身ともに疲労してきて集中力を欠いていたり
- いつも組んでるピッチャーだから無意識に定型かつワンパターンなサインを出してしまう
というケースでも自問自答を経ずにサインを出してしまいがちです。
ですので、毎球欠かさず自問自答をすることの難易度を甘く見ずに、毎試合・毎イニング強く意識することが大切だと考えます。
そもそも何故根拠が必要なのか
話が多少前後、かつ逸れるかもしれませんが、そもそも論で
なぜ配球に根拠が必要なのか?
ということについて持論を述べます。
個人的には、
- 根拠がないと振り返り・反省が出来ない
- 反省が出来ないと経験値を積めない(=前例を活かせない)
- 経験値がないと勝てるキャッチャーになれない
というのが主要なところだと考えます。
身も蓋もない話ですが、
根拠が明確な配球
=必ず抑えられる配球
という訳では決してありません。
一生懸命考えてサインを出しても打たれたり負けたりすることも当然あります。
しかしながら、明確な根拠を持っていた方が失敗したときに自分の記憶に色濃く残り、同じようなケースの際に適切な対応が出来るようになると思います。
要するに、
- どういう理由でサインを出してみたら
- 結果はどうなって
- それを踏まえて次回はどういうサインを出すのか
というサンプルケースを数多く持っているキャッチャーこそが経験豊富で勝ちに導けるキャッチャーだと私は思っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は配球の根拠について解説してきました。
まとめると、
毎球必ず、「なんで?」に答えられるようなサインを出し続けましょう!
ということです。
これからキャッチャー人生をスタートされる方々に少しでもご参考になれば幸いです。
本日もありがとうございました。
それではまた明日!
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