ボール球のサインは失投に繋がりやすい説【オススメしません】

配球

こんにちは。大井です。

先月からブログを復活してみた訳ですが、特に宣伝していないにも関わらず初月で1万PVを超えました。

ご覧頂いている方々に御礼申し上げます。引き続き宜しくお願い致します。

 

 

さて、本日ですが、
ボール球のサインと失投の関連性
について書いていきたいと思います。

 

 

ボール球のサインの時に失投が多く悩んでいる

 

というバッテリーにご覧頂き、少しでも失点削減・防御率向上にお役立て頂ければ幸いです。

 

先に結論を述べますが、

ボール球を意図して投げるのは意外と難しいということを認識するべき

→基本ボール球のサインは出さなくて良い

です。

以下でキャッチャーを20年以上続ける中で考えていることをお伝えします。

 

ボール球のサインで負けた

まず、この考えに至ったエピソードとして唐突な自分語りになりますが、私は高校と大学の最後の試合で同じ負け方をしています。

いずれもボール球のサインを出しているにも関わらず、真ん中に失投がきて決勝打食らって負けました。

当時はまだ若く未熟だったので単純に失投として捉えていました(=投手の責任と考えていました)が最近になって考え方が少し変わってきました。

なぜかというと、今の草野球チームにおいても勝負所でボール球のサインを出すと異常に失投が多くなることを肌で感じているからです。

しかも、特定のピッチャーに限った話ではなくほぼ全員共通です。

 

 

なぜボール球は失投になりやすいのか?【考察&対策】

原因究明と問題解決のため、今日現在では以下の2つのことを考えています。

シンプルなテクニックの問題

投げたいコースと逆側のプレートを踏んでいる場合、そもそもコントロールするのは物理的に難しいと考えています。

例えば、右ピッチャーでサード側のプレートを踏んでいる場合、右バッターのインコースとアウトコースでは後者の方がコントロールが難しいと思います。

上空から俯瞰したイメージを持ってもらえればわかりやすいと思いますが、上記の例でアウトコースに投げようとした場合、意図したところからの左右のズレ幅は角度がつく分だけ増大するからです。

ですので、キャッチャーはプレートと逆側のコースにボール球を要求する場合、コントロールミスが起こる前提でサインを出すべきだと考えます。

特に、普通にストライクを取りにいっても投げ手方向に抜けがちな投手はこの傾向が顕著なのでより一層注意を払うべきです。

ピッチャーがプレートのどっち側を踏んでいるのか漏れなく確認しましょう!

 

 

メンタルの問題

こちらは精神論になりますが、ボール球のサインに対しては『ボールにしないといけない』というプレッシャーをかけてしまっているのかなと感じています。

本ブログで何度か悪い例としてお伝えしている減点方式的な課題を与えてしまっているかもしれないと最近は反省しています。

なので、最近の試合ではウエストを除くとボール球を意図するサインをほとんど出していません。

もちろんボール球を投げて欲しいタイミングはありますが、サインでボールを意図するよりも、ボールゾーンに構えてそこに目がけて投げ込んでもらう方が逆に安全では?という実験をこっそりと行っています。

そして、この実験は今のところは上手くいっています。

 

負け方・打たれ方も大事

野球は勝負事なので、現実のところ、抑えた・打たれた、勝った負けたが付き纏うものです。

出た結果自体は過ぎたことなのでグダグダ言っても仕方ない訳ですが、そうは言っても後味の良し悪しはあると思います。

  • ボール球のサイン時に失投して打たれた
  • 勝負にいって失投して打たれた

仮に打たれて負けたとしても後者の方が諦めがつくというか、少なくとも後悔することは無いのではないでしょうか?

野球している限り失投をゼロにするのは誰しも不可能なわけですので、そのへんの潔さを持ち合わせていた方が気持ち良く取り組めるものと思料します。

 

まとめ

という訳で、ここまでの話を整理しますと、余程コントロールに自信がない限りは敢えてボール球のサインを出す必要はないというのが個人的なトレンドです。

もちろんレベルが上がってくればボール球のサインを出すケースもあっていいと思いますが、個人的な感覚では大学生以降になってようやく体現できるかどうかというレベル感だと思います。

それ以外のアマチュアのステージではシンプルにストライクだけ投げまくる方が逆に結果はついてくるものです。

 

 

今回はあくまで私の経験則に過ぎず賛否両論あると思いますが、参考にして頂ければ幸いです。

 

 

本日もありがとうございました。
ではまた!

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