公式戦の心得【トンデミーナ】

メンタル

 

こんにちは。大井です。

今年も早いもので津々浦々で夏の高校野球が始まる季節となりました。

そこで今回は公式戦、特にトーナメントの心得ということで、私が中学生のときに教わり大人になった今でも役に立っている小話をご紹介していきます。

 

プレッシャーでいつも通りの力が出せない…

 

そんなタイプの選手にご覧頂いて、普段通りのプレーが出来るようになるキッカケとしてもらえれば幸いです。

 

 

 

1mラインと断崖絶壁の話

 

グランドに足で1メートル感覚の線を引いて、
「この線飛べるか?」
と聞かれます。


…まあ、誰でも飛べると思います。


こう続きます。


「じゃあ、この線の間が底の見えない断崖絶壁だったらどうか?」


当時のチームメイトは「足が竦みます」のような主旨の回答をしていました。

 


「じゃあお前は1メートル飛べないのか?」

 

 

 

展開が見えてきたかと思いますが、この話を通じて教わったことは練習・練習試合と公式戦の違いは谷底か平地かの違いだけで、別にやることは変わらないし、ビビってようが緊張してようが勇気を持って飛びさえすれば普通に飛べるということです。

また、上の話には続きがあって、
「どんなに勇気を出して飛んだとしても間隔が5mならば落ちるだけ」
とも言われてました。

すなわち、背伸びしても出来ないことは出来ないからやれることだけやれという指導も含んでいます。

 

加えて、谷底が深く見えるのは想いが強いからであって、プレッシャーを感じる事自体は真剣にやってきた証拠で悪いことではないという補足もありました。

 

毎度毎度この話を聞かされていたおかげで自分としてはどんな試合でもある程度普通にやれるようになったかなと思っています。

 

 

具体的なプレーで出来る事を確認

私はイニング間のセカンド送球を基本的に全力で投げますが、単純な技術面のチェックや相手への抑止効果に加えて上記の観点から自分が出来る事を確認する精神安定剤の意味合いもあったりします。

 

キャッチャーのセカンド送球以外でも、

  • イニング間のゴロ捕球からファーストにストライク送球出来た
  • 投球練習でストライク取れた
  • ボール来てないけどバックアップにちゃんと行けた

など、傍から見たら当たり前で下らないことを通じて、やれば出来る(=飛びさえすれば飛べる)ことを自分で意識的に確認していくのはおすすめです。

 

 

まとめ

 

今回は公式戦の心得と題して小話をご紹介してきました。

まとめ
  • 練習試合と公式戦の違いは平地か断崖絶壁かだけ
    =やることも、出来る事も変わらない
  • 当たり前のプレーを通じて、やれば出来る事を確認していく

 

 

この投稿が肩の力が入り過ぎてしまう選手の一助となれば幸甚です。

 

以上ご参考まで。
本日もありがとうございました。
ではまた!

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