こんにちは。大井です。
長らく放置していましたが気が向いたのでまた更新していきたいと思います。(高校野球観てた。)
今回はタイトルの通り、『長く現役を続けるために大切だと思うこと』というテーマで書きます。
ここで言う現役とは、怪我せずに長期に渡る野球人生とか、プロでクビを宣告されないように、とかいう類の話ではなくて、野球において一般的に『現役』と言われるステージで野球を続けることを指しています。
具体的には大学野球の硬式野球部以降でも継続することを意味します。
はじめに結論としては、長く続けたいのであれば日々の取り組みでは身体能力向上に全振りするべきだと考えています。
以下で詳述していきます。
大学野球以降は選ばれし者しか出来ない
そもそもですが、野球が好きで長く続けたいと思っていたとしても、自由意志で継続可能なのは高校野球までだと個人的には感じます。
もっとも、大学の野球部に関しては名門大学であっても来る者拒まず的なところも無くはないものの、基本的にはセレクションに合格しないと入部出来ない仕組みが一般的かと思います。
そういう意味では、大学野球以上のステージで現役でやり続けるためには何かしらの形で選抜されることが必須条件となってきます。
巧いやつというよりバケモノが生き残る
で、どういう選手なら上のステージから選ばれるかというと、もちろん野球が上手い選手であるわけです。
ただし、ここで言う上手さとは技術的に長けている巧さというよりはバケモノ的な凄さ(パワー・スピード)の方が重視されるように思います。
例を出すと、
- 普通に木製バットでホームラン打てる
- 140km or 100m投げられる
- 50m5秒台で走れる
などです。
プロ野球や甲子園しか観ない方には上の指標(数字)は平均値に感じるかもしれませんが、全野球人の偏差値にするならば70オーバーであることは確かです。
これらは言ってしまえば身体能力と呼ばれる類のものであり、天賦のスペックだと捉えられがちです。
しかしながら、上のステージでの継続を望むのであれば才能の有無に関わらずに、少なくともどれか1つはクリアしなければたとえ技術的に長けているとしても残念ながらユニフォームを着ることが出来なくなる、というのが残酷ながら現実です。
いくらセカンド送球のコントロールに自信があっても2秒台じゃ話にならないということ
意外とバケモノに近づく努力はみんなしてない
上述の通り、長く現役を続けるためには身体能力面でのいわばカタログスペックが不可欠と私は考えるわけですが、そのための練習に日々取り組んでいる選手は意外と多くないのが実態ではないでしょうか?
というのも、どのステージで野球しているにしてもシーズン中は試合や実戦練習が多かれ少なかれ組まれるため、余程意識しない限りはどうしても目先の結果を欲してしまうためです。
例えばバッティングの場合、何メートル飛ばせたかよりも今日ヒット打てたかノーヒットに終わったかの方が日々の印象に強く残りがちです。
そしてノーヒットを憂いた結果、飛距離を伸ばす練習・トレーニングよりもミートポイントやフォームの見直しなどテクニックの調整に時間&労力を費やす、というのが一般的ではないでしょうか?
バッティングを例に挙げましたが、ピッチングや守備などでも同じことが言えます。
- 球速を上げるよりもカウントを取る練習を
- 肩を強くするよりも暴投にならないように練習を
- 守備範囲を広げるよりも着実に打球を処理する練習を
したくなるのが野球人の性でしょう。
日頃の練習はスケールアップに費やすべき
「じゃあ技術練習しないで筋トレした方がいいのか?」とか「明日の勝利より将来の成長を取るべきなのか?」という誤解を招きそうですが、そのような極論を振りかざしたいわけではないです。
もちろん技術練習も必要ですし、直近の試合で勝ちにいくことも大切だと考えます。
月並みな話ですが、両方のバランスが重要なのは言うまでもありません。
ここで冒頭の結論部分に戻りますが、普通に野球してたら目先の結果が欲しくなるのが自然だからこそ、日頃の練習は身体能力アップに命懸けるくらいでちょうど良いんじゃない?というのが今日最も言いたいことです。
まとめ
本日は長く現役を続けるために大切だと思うことについて私見を述べてきました。
まとめると、
- 大学野球以降は選ばれし野球人がやるもの
- 巧いやつよりもバケモノが生き残る
- バランスを取るために、スケールアップに全力を注ぐべき
ということです。
かく言う私自身もスキルアップには熱心だった一方でスケールアップの努力を怠った結果、大学野球はとてもレベル及ばず断念した経緯があります。
未来ある中高生にご覧頂いて、1日でも長く現役生活を続けて頂ければ幸いです。
以上ご参考まで。本日もありがとうございました。
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