おはようございます。大井です。
突然ですが、私はマニュアルの自動車免許を持っています。
ですが、実際に講習以外でマニュアル車に乗ったことはありません。
皆さんはいかがでしょうか?
今日のテーマ:オートマスタート
というわけで本日は、
ツーアウトかつボールカウントが3-2になった時、つまりはランナーが自動スタートを切るときにキャッチャーが考えるべきことと出すべき指示
について書いていこうと思います。
自動スタートの時に特に何も考えていなかった
というキャッチャーの方々にご覧頂いて、基本事項を確認していただくキッカケとなれば幸いです。
加えて、
『キャッチャーは指示が大事!』って言われてもどんな指示出したらいいのかわからない…
という方にもテンプレート的にご活用頂くことで、
キャッチャーとしての、それっぽい指示&振る舞い
を身につけて頂く良い機会になればと思います。
宜しくお願いします。
前提:最も状況把握しているのはキャッチャー
前提として、ボールカウントを試合中に最も把握しているのはスコアラーを除けばキャッチャーです。
なので、状況に応じた確認事項は捕手から毎度発信するべきだと考えています。そこで私は次に挙げる3点を怠らず確認するように心掛けています。
結論:この3つ!
結論としては、出すべき指示・確認事項は下記の3点です。
順番に解説します。
二遊間動くな指令
ランナーがスタートを切りますので改めて二遊間に動かないよう確認・指示をします。
少し話が脱線しますが、盗塁対応の際にランナーのスタートと同時にベースへ向かう二遊間がいますが、これはそもそもやってはいけません。
守備範囲が極端に狭くなることを意味するので、捕手が捕球(≒バッターがスイングしないことを確認)したタイミングで初めてベースに向かうことを平時から徹底する必要があります。
経験がないと間に合わないと感じるかもしれませんが、捕球してからセカンドベースに到達するまでに約2秒ありますので意外と取ってからでも余裕はあります。
そう言う意味で、まずは二遊間に取るまで動かないことを再認識させるようにしましょう。
ニアベース禁止令
塁が詰まっている時、近いところでアウトを取りに行くのは野球の基本ですが、自動スタートのケースにおいてはタイミングがギリギリになるので選択してはいけません。
内野手がフルカウントを把握漏れしていたり、集中力が切れていると余計なフィルダースチョイスを招くので、改めてオールファーストを周知することが大切です。
外野手長打ケア指令
上で挙げた2つは大体誰でも出来ていると思いますが、外野手のポジショニングまで気を配っているチーム・キャッチャーは少ないように感じます。
1点を与えたくない場面でランナーを2塁においている時には、当然ながら外野手は前進守備を敷きます。
ですが、自動スタートの場合は逆に長打をケアすることが重要です。
なぜなら、ツーアウト満塁(or1・2塁)でフルカウントとなった場合、いくら前進していても外野まで打球が達した段階でホームで刺すことはほぼ不可能だからです。
ですので、通常はホームで刺しに行くポジショニングであっても、自動スタートを切るケースでは一塁走者を返さない意識・ポジションに切り替えることが大切です。
外野手が常にカウントを正確に把握していることは多くないと思いますので(偏見)、きちんと周知して後退守備を取ったことを確認してからサインを出さなくてはなりません。
まとめ
まとめると、『自動スタートになったらキャッチャーは毎回怠らず指示・確認をしましょう』ということです。
実際には徹底したところで年間で数点防げるか防げないかという次元の話ではありますが、意識して出来ることは漏れなくやっていく姿勢が大切だと個人的には考えています。
以上ご参考まで。本日もありがとうございました。
それではまた明日!
コメント