こんにちは。大井です。
突然ですが、皆さんはクラスで目立つ存在でしょうか?
私は目立たないタイプでした。
という訳で今回は、
上手なキャッチャーになって目立ちたい!
という淡い希望をお持ちの選手に向けて、ある意味残酷な現実をお伝えしたいと思います。
目立ちたいならピッチャーかショートにコンバート!
野球選手は普通は上手いほうが目立つ
一般的には、野球が上手な選手は良い意味で目立ちます。
ホームランを打ったり、難しい打球をファインプレーしたりするのは両軍から脚光を浴びる最たるものです。また、好投手が次々と三振を奪っていく光景も非常に目立ちます。
投手も野手もそれぞれの得意分野で良いパフォーマンスを発揮して、存分に目立っていけばいいと思います。
執筆時点でタイムリーなところでは大谷選手が1試合8打点を挙げてニュースになって目立ってましたね!
キャッチャーは下手だと目立つ
しかしながら、キャッチャーにおいては事情が違うと考えます。
なぜなら9つのポジションのうち捕手だけは下手な方が寧ろ目立つと感じているからです。
守備機会少な過ぎる問題
これには守備機会の形態が特殊過ぎるからだと思います。
一般的に「守備機会」というと、シンプルに打球が飛んでくることを指しますが、その定義でいくと捕手の守備機会は1試合通じてほとんどありません。
ですから、キャッチャーが守備機会において華麗なプレーを披露して目立つ可能性はほとんどありません。
捕球機会は多すぎる問題
他方、視野を広げてピッチャーのボールを毎回受ける行為を守備機会と捉えると、一人だけ桁違いの回数があります。
キャッチャーが1試合100回ボールを捕るのは普通ですが、打球が100球飛んでくる野手はいません。
ですが、余程の大暴投でもない限り、きちんとストップするのが当たり前と見られていて、
『上手くストップした時より、止められなかったときの方が目立つ』
という不思議な現象がおきます。
もっと言うと、ワイルドピッチはともかくとして、パスボールは論外という風潮もあると思います。
このように、キャッチャーだけは寧ろ下手な方がスポットライトを浴びがちだということをご理解頂けるかと思います。
良いキャッチャー=何事も起こさないキャッチャー
ここまでの理由から、良いキャッチャー・上手なキャッチャーとは目立たない、すなわち何事も起こさないキャッチャーだと私は思っています。
- ランナーの有無に関わらず投球を後逸しないこと
- ピッチャーにきちんと返球すること
- バックアップを怠らずに余計な進塁をさせないこと
など基本的な事項を徹底し、とにかく注目されないことが大切です。
立ち振る舞いも同じ
関連するところでは、感情・態度の面でも一定を保ち、同じように目立たない方が個人的にはベターかと思います。
ピッチャーが荒れていることに対して不満を顕にしていたり、審判と対決しているキャッチャーを散見します。
もちろん気持ちはわかりますが、周りから見て良いことは一つもないので、穏やかに目立たぬように振る舞ったほうが良いと思います。
盗塁阻止は?
他方で、
でも、盗塁刺したら目立つじゃん!
というご意見もあるかもしれません。
確かに仰る通りで、盗塁を刺すことはキャッチャーが肯定的な意味で目立つことができる数少ないプレーです。
しかしながら、本当に良いキャッチャーであれば相手が警戒して盗塁を企図する機会が極端に少なくなりますし、また、絶妙なタイミングでサインを出すことで走る前にピッチャーからの牽制でアウトにしてしまうものです。
ですので、盗塁阻止に関しても真に有能なキャッチャーはやはり目立たないと考えます。
目指せ盗塁企図ゼロ
まとめ
今回は、優秀な捕手は目立たないというテーマで書いてきました。
一言でまとめると、
キャッチャーやるなら裏社会でひっそりと生きていきましょう
ということです。
かく言う私も先日1つ後逸して目立ってしまいました。
次の試合は出場していたのかわからないくらい目立たない様に気を付けて、ひっそりと勝利に貢献していきたいと思います。
以上ご参考まで。
本日もありがとうございました。
ではまた!
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